内野晴仁(うちのはるひと)

1965年鹿児島生まれ。現在、名古屋市在住。

通常は、家の中の諸事を回しながら自宅で仕事をする「職住一致」の生活を送っている。

概要

職業上の主な機能は「新しいものの見方や概念、仕組みを生み出すこと」。0から1を作ること。

「個人の社会的・経済的力が小さな社会は脆弱である」という認識から、個人の力の強化をテーマに掲げ、2000年代前半はSNSの基本機能のデザインとプロトタイプの開発に取り組む。twitterやFacebook登場後はSNSの開発は止め、SNS利用による新しい仕組みの開発・考案に取り組む。

今世紀に入ってから、仕事では一切人に会わない「戦略的ひきこもり主義」を密かに宣言し、インターネット・電話・ビデオ会議・ファックスなどの通信手段を用いて打ち合わせをしたり用件を伝えたり”クラウド”を活用しながら仕事をする(今でいう)「リモートワーク」を続け、ノウハウの蓄積に努めるとともに、リモートワークに必要な道具の考案・開発を行い、さらにリモートワークで実践可能な仕事の開発と実践・普及を続けている。

自分が何を試行錯誤するか否かということまでまで自由に決定できない組織人として生きることは無理な体質で、よって、個人事業主として仕事をしているが、個人でカバーできない領域では法人の代表取締役として仕事をすることもある。肩書を示さないと落ち着かない人に対しては「ひとりIT社長」を名乗ることも。ただし、これは実態を矮小化しすぎの感がある。

大学・大学院では、原子力、原子核工学、物性物理学、経済学、経済史・経営史・技術史などを専攻したが、何でも学ぶ非専門主義者かつ独学主義者である。大学院在籍中の1997年に起業。現在に至る。以来、完全無所属。

1990年代半ばより「インターネットと社会」をテーマに文筆活動を続けている(単に考えたことを文章で記述してネットで公表しているだけ)。1997年にこのテーマでの著作あり(『葛藤するインターネット』。商品として販売された最初で最後の書。この書の執筆の過程を通じてその後の思考の基盤と枠組みを獲得した)。

2019年から普通の個人に「配信」という名の放送ができる道を拓いた配信アプリに関心を持ち、その可能性を探るとともに、配信アプリが生み出す新しい空間を「配信空間」とみなし、その分析を続けている。自身も時々配信をしている。

2010年よりネットスーパーの利用を始め、生活に必要な物資のすべてをオンラインでの注文で調達できるようになり、以後、「フルリモート」の生活が可能になった。

2002年以降、企業の管理職や経営者層を対象に主に企業の仕組みに関する企画書や戦略書などの供給を行う。最近は約20年間の戦略的ひきこもり主義のもとでのリモートワークの経験と大学院時代以降の研究によって培われたカイゼンについての知見をもとに、コロナ影響下の国内外の企業の経営者や上級管理職に対し、従業員の他者との接触時間を計画的に減らすための体制づくりやカイゼン活動についてのコンサルティングをオンラインで開始。

2020年11月に仮想空間セカンドライフの中に事務所を開設。以後、ここを拠点とすることに。飛沫を飛ばし合いながらのコミュニケーションにこだわる人々と決別することを決意した。

以上、成果があったことだけをピックアップしたが、実際は、ボツ企画の山を積み上げるような、決して自慢できるようなものではない半生を送ってきた(難しいことばかりに挑戦してきたので当然のことであるが)。しかし、個人事業主として生きる選択をしたおかげで、気が済むまで試行錯誤ができ、概ね充実した時間を過ごしてこれたと思う。最近、昔の失敗の経験が役に立つことが連続して起こるようになり、無駄な失敗は何一つないと感じる今日この頃である。

使用上の注意点

眠くなったら、即、寝て、頭をスッキリさせる主義。基本的に夜行性。

昼間、寝ていることが多いので、電話は通じにくい。

メールやメッセンジャーでのやりとりに慣れた人以外には、ちょっとアクセスしにくい人間

自分の頭で考えず、自分の感覚で感じない人には、相手がどんなに偉かろうが、美しかろうが、塩対応になる(楽しくないから)。一方、知的好奇心を失っていない人との関係は概ね良好。

職歴

大学院在籍中の1997年に起業。現在に至る。

この間の公職はなし。完全なる民間人である。

資格

学生時代、大学から強制的に受験させられて取得した資格はあるが、現在、有効なのか否かは不明。

自分から取得した資格はなし(運転免許もなし)。実質的に無資格人間である。

学位

学士(工学・経済学)、修士(経済学。ペーパードライバーならぬ「ペーパー修士」)。
修士論文タイトル「八幡製鐵所におけるかいぜん運動の歴史的意義」。

政治的立場

「支持政党無し」だが、いわゆる「政治的無関心層」ではない。政治でしか解決できない領域については議員に制度案をメールなどで送ることを実践しているぐらいだから関心はたぶん高い方である。

一方、政治でしか解決できない領域以外は民間の力で解決すべきと考え、この領域に干渉し過ぎる政府や、政府に期待を寄せ過ぎる勢力に対しては批判的である。

同時に、自助・共助によって解決できることを自分たちで解決することを放棄し、公助や政府に委ねる人々に対しても批判的である(例えば、コロナの感染防止は、自己・共助を中心にして解決すべきと考えている。社会全体を隙間なく把握しているわけでない政府による施策は限定的なものに留まざるを得ず、有効なワクチンなしには原理的に不可能である)。

人類はインターネットという協力な道具を獲得して、自助・共助の力で問題解決できる領域は拡大しているはずだから、その程度に応じて、政府の規模と機能を縮小していくべきと考えている。

お酒

20世紀中は「酔怪(or 酔快)人間ベロンベロン」とあだ名されるほどの呑兵衛だったが、21世紀に入ってからは金曜日の夜しか飲まない「週末ドリンカー」になった。最近はアルコール自体を脳が欲しなくなった。

仕事がらみのつき合いでは飲まない。

趣味

音楽を聴くこと(クラシック音楽、その他全般)、五線紙に音符を書き入れること、楽譜を読むこと、デジタルオーディオ、テレビドラマや映画を視聴すること、デジモノをいじること、プログラミング、物理学、数理モデルシミュレーション、ポケモンGOなど。最近は絵画や仏像写真・自撮りグラビア写真(最近の若い女子の自分を美しく見せようという執念と撮影&加工スキルの高さに感心)などを鑑賞をして過ごす時間が多くなった。

コロナ終息後にやってみたいこと

オンラインで馴染みになった、歌舞伎町のキャバ嬢さんや銀座のホステスさんが在籍する店に行き、遊びたい。

今まで最も影響を受けた人物

三年寝太郎

座右の銘

人生万事塞翁が馬。
運が悪けりゃ死ぬだけさ。

著書

『葛藤するインターネット』(1997年)

SNS

Twitter

Facedbook

連絡先

uchinoharuhito@gmail.com

郵便物・荷物届け先

〒464-0035 名古屋市千種区橋本町3-32-302

 

(最終更新 2021年1月23日10時45分)

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